小学生が英検4級に合格するには?

きょうは英語を習いはじめて2年程度で英検4級に合格するためには?をテーマにお話しします。

保護者様のなかには英検4級なんて昔はなかったし、たいしたことないんでしょ?という方も多くいらっしゃいます。これが小学生にはかなりの難関なんです。なにしろ中2の範囲ですから、過去形、助動詞‥一番最後は比較級とかなりもりだくさんの文法項目がふくまれます。しかも4級からはいわゆる長文問題が入ってきます。リスニングに頼ってな~んとなくわかる気がする!でクリアできるのは5級だけ、といえるでしょう。

アドバンスでは①中2で習う文法項目はすべて説明し、問題演習する ②単語は3級レベルまで網羅した単語集(アルクのキクタン3級)を用い、4級必要レベルをこえる力をつける を5級合格後の目標にしています。そして5級同様、とにかくテキスト、単語、基本例文の音読を毎回繰り返します。こうやって基礎力がついたところで、4級過去問演習スタートです。

ここでキーになるのは長文問題。こんな長い文よめな~い!!と萎えてしまう生徒さんが続出します。しかも4級の筆記試験時間はわずか35分。5級同様の問題内容、問題数に長文3問が加わるのに、試験時間はわずか10分しか増えないという過酷な環境です。

アドバンスのお伝えする必勝法はただ1つ!「英文は読まないで、答えを探せ!」…悲しいですが、学習キャリア2年の小学生が4級に合格するには、これが最速の方法です。詳しい方法は割愛しますが、国語の現代文の読解問題同様、英語の長文問題にもかならず答えは書いてあります。英検の場合、4級であれ1級であれ、この質問に対する答えは、この文章のココ!という明確な正解が必ず含まれているのです。それを見つけ出すメソッドを、生徒さんに繰り返しお伝えしていきます。

そんなんで英語の勉強になるの?とおっしゃる方もみえるでしょう。ご安心ください。これはあくまでも小学生が4級に合格するための最短の方法です。3級レベルになれば文章をしっかり読んだうえで答えを探せる理解力も速読力もつきます。

小学生で3級、準2級をめざし合格される生徒さんももちろんたくさんみえますが、個人的には小6までに4級合格できれば十分と思っております。そうすれば中学で2級程度までチャレンジできる余力をもって中学に入学できるからです。成功体験と、得意意識―これが将来英語好きな子に成長してくれる一番のきっかけになると信じています。